AlmaLinux 10にSnappy(snapd)をインストールする方法【Snap対応・手順まとめ】
AlmaLinux 10.1で Snappy(Snap) を使うには、実行基盤である snapd の導入と、適切なパス設定(シンボリックリンク)が必要です。 本記事では、EPELリポジトリ経由でのインストールから、実際にアプリを動かすまでの完全な手順を解説します。
この記事でわかること
- AlmaLinux 10.1 への snapd インストール手順
- Classic Snap(VSCode等)を動作させるための必須設定
- 動作確認手順
検証環境
| OS | バージョン | アーキテクチャ | 備考 |
|---|---|---|---|
| AlmaLinux | 10.1 | aarch64 | UTM 4.7 (Mac mini M4 Pro) |
Snapdのインストール手順
RHEL系(AlmaLinux)では、EPELリポジトリから snapd を入手するのが標準的です。
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システムの更新
まずはパッケージ情報を最新化します。
sudo dnf -y updateカーネル更新などが含まれる場合は、一度再起動(
sudo reboot)することをお勧めします。 -
EPELリポジトリの有効化
snapdは標準リポジトリには含まれていないことが多いため、EPEL(Extra Packages for Enterprise Linux)を導入します。
sudo dnf -y install epel-release -
snapdのインストール
EPELが有効になったら、snapd をインストールします。
sudo dnf -y install snapd -
サービスの有効化と起動
Snapはシステムサービス(ソケット)として動作します。有効化して起動させます。
sudo systemctl enable --now snapd.socketステータス確認:
systemctl status snapd.socket # Active: active (listening) となっていればOK -
シンボリックリンクの作成(重要)
ここが最も重要なポイントです。 多くのSnapアプリ(Classic confinementを使用するもの)は、
/snapディレクトリが存在することを前提としています。RHEL系ではデフォルトでこのパスが使われないため、手動でリンクを貼る必要があります。sudo ln -s /var/lib/snapd/snap /snapこれを行わないと、アプリインストール時にエラーが出たり、起動しなかったりします。
-
動作確認
バージョンの確認と、テスト用アプリ
hello-worldの実行を行います。バージョンの確認
snap versionテストアプリのインストール
sudo snap install hello-worldパスの反映 インストールしたコマンドにパスを通すため、一度ログアウトするか、以下のコマンドを実行します。
source /etc/profile.d/snapd.sh実行
hello-world # 出力: Hello World!
よく使うsnapコマンド
snap find <keyword> # アプリを検索
snap install <name> # アプリをインストール
snap list # インストール済み一覧
snap refresh # アプリを更新
snap remove <name> # アプリを削除FAQ
Q. VSCodeなどはSnapで入れるべき?
A. RHEL系の場合、Microsoft公式のリポジトリ(rpm)を使う方法と、Snapを使う方法の2通りがあります。Snap版は自動更新が強力ですが、日本語入力周りで設定が必要な場合があります。手軽さならSnap、安定性ならrpm版がおすすめです。
Q. “error: too early for operation…” と出る
A. snapdをインストール・起動した直後は、初期化処理がバックグラウンドで走っています。数秒〜数十秒待ってから再度コマンドを実行してください。
まとめ
AlmaLinux 10.1でSnapを使うための正しい手順は以下の通りです。
epel-releaseを入れるsnapdをインストールし、snapd.socketを起動/snapへのシンボリックリンクを作成する(忘れがちですが必須)- ログアウト/ログインしてパスを反映
これでSnapストアにある豊富なアプリケーションを利用できるようになりました。
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