Ubuntu Server 24.04をインストールする手順
この記事では、 Ubuntu Server 24.04 LTS をインストールする手順を画像付きで解説します。
はじめに
Ubuntu Server 24.04 LTS は、2024年4月にリリースされた最新の長期サポート版OSです。 デスクトップ環境(GUI)を含まないため非常に軽量で、Webサーバーや開発環境の構築に最適です。
検証環境
本記事は以下のような環境で動作確認を行なっております。
| OSバージョン | アーキテクチャ | 稼働環境 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| Ubuntu 24.04 | aarch64 | 仮想環境(UTM 4.7) | Mac mini M4 Pro |
| Ubuntu 24.04 | x86_64 | 仮想環境(KVM) | 自作PC (Core i5-8700) |
| Ubuntu 24.04 | x86_64 | 物理マシン | 自作PC (Core i5-8700) |
手順1: インストールISOの入手
Ubuntu公式サイトから、環境に合ったアーキテクチャ用のISOイメージをダウンロードします。
x86_64 (Intel/AMD)
一般的な Windows PC や、Intel チップ搭載の Mac を使用している場合はこちら。
ubuntu-24.04.4-live-server-amd64.iso
ARM64 (Apple Silicon)
Apple Silicon Mac の方は必ずこちらを選んでください。
※ Intel版は仮想化で動作が重くなります。
ubuntu-24.04.3-live-server-arm64.iso
x86_64 (Intel/AMD) を使う場合の補足
- ファイル名:
ubuntu-24.04.4-live-server-amd64.iso - 物理サーバーの場合、BIOS/UEFI で Secure Boot を無効化しておくとトラブルが少ないです。
- VirtualBox / VMware など一般的な仮想化ソフトでそのまま動作します。
ARM64 (Apple Silicon) を使う場合の補足
- ファイル名:
ubuntu-24.04.3-live-server-arm64.iso - Mac では UTM を使うのが一般的です。
- UTM で仮想マシンを作成する際は、必ず 「Virtualize」 を選んでください(Emulate を選ぶと極端に遅くなります)。
手順2: 仮想マシンの作成
仮想マシンを作成する場合は以下の記事を参考にしてください。
手順3: インストール作業
仮想マシンを起動し、Ubuntuのインストーラーを進めます。 物理マシンに直接インストールする場合はブート用のUSBメモリなどを用意してPCを起動してください。
-
インストーラーの起動
起動して、ブートメニューが表示されたら、
Try or Install Ubuntu Serverを選択してEnterを押します。
-
基本設定(言語・キーボード)
- Language:
Englishを選択(インストーラー自体は英語推奨) - Keyboard configuration:
LayoutでJapaneseを選択
- Language:
-
インストール構成
Install type:
Ubuntu Server (minimized)を選択します。 ※最小構成にすることで、OSサイズを削減しセキュリティリスクを減らせます。
-
ネットワーク設定
通常は
DHCPで自動設定されます。そのままDoneで進みます。 プロキシ設定(Proxy)とミラー設定(Mirror)も、デフォルトのままでDoneで進みます。 -
ストレージ設定
Storage configuration:
Use an entire disk(ディスク全体を使用)にチェックが入っていることを確認し、Doneを選択します。 確認画面が出るのでContinueを選びます。
-
ユーザー作成
サーバーのホスト名や、ログインユーザーの情報を入力します。
-
オプション機能
- Ubuntu Pro:
Skip for now(今回は無効) - SSH Setup:
Install OpenSSH serverに チェックを入れる (重要) - Featured Server Snaps: 何も選択せずに
Done
- Ubuntu Pro:
手順4: インストール完了処理
-
インストールの完了待機
インストールが始まります。
Install complete!と表示されたら、画面右上の停止ボタンで仮想マシンを強制終了します(再起動前にISOを抜くため)。 -
ISOの取り出し
UTMのメイン画面で、CD/DVDのプルダウンメニューから 「消去(Clear)」 を選択し、ISOファイルをアンマウントします。

物理マシンに直接インストールした場合はUSBメモリなどのブート用メディアを抜いてください。
動作確認
仮想マシンを再度起動し、動作確認を行います。
-
ログイン
黒い画面に
login:プロンプトが表示されたら、作成したユーザー名とパスワードを入力します。
-
バージョンの確認
以下のコマンドでバージョンを確認します。
cat /etc/os-releasePRETTY_NAME="Ubuntu 24.04.3 LTS"のように表示されれば成功です。
インストール後の推奨アクション
セキュリティと安定性のために、初回ログイン後に必ずパッケージを更新してください。
sudo apt update
sudo apt upgrade -yまとめ
これでUbuntu Server 24.04の環境構築は完了です。 軽量なサーバー環境が手に入りましたので、次はSSH接続の設定や、Dockerの導入に進みましょう。